中古車在庫情報

昨日今日始まった事ではないんです。私が下取り車の清掃仕上げの作業しているこんな姿。バンダナキャップは最近ですが・・(^^ゞ業界に入った時は、次期オーナーとして中古車の店長としてスタート。しかし、車の知識や中古車の販売に関しては殆ど素人。現実を目の当たりにして戸惑うことばかりでした。時間があれば色々調べたり、夜な夜な車の本を枕元に置いては、寝る前に勉強したものです。当時としては、教えてもらえるような同業者の知り合いもおらず、親しい友人も出来ませんでした。孤独感と、悔しさが募りました。車の事をもっと知りたい！そうゆう想いもあって知識より色々沢山の実車をさわってみようと、いつしか車に話しかけるようになりました。入庫した車に「宜しくお願いしま～す。」と。（おかしくなったわけではありませんのでご心配なく(>_<)）車の装備も機構も車種によって色々違うなあ～」と。「この部品は、あのメーカーと同じ部品使ってるな」とか。中古車は、元々どこかで新車として、スタートした車が、買い替え等で、次期オーナーを探して待機してる状態の車です。前オーナーの使用状況や、環境により様々な経緯を経ているため調子や、程度も様々です。その中古車を扱うのは、大変な業務だと思いました。その入庫する中古車の状態を十分に把握し、販売までにするべき作業や、修理必要箇所は作業を行う。

私は現在でも、入庫してきた車には「声」を掛けます。縁があって当社に入庫した車はどれも大切にしたいと思うのです。お客さんのご依頼や、下取り車でも小売が出来ない車は、仕事をまっとうして廃車になる場合もあります。そんな車には「今までごくろうさんやったね」。と言ってやります。そんな車との付き合いが、もう22年になりました。その間、マツダオートザム店の店長兼務・専務で新車販売や営業マンの育成の経験も経て、今は代表者として、業務も多様に渡りますが、中古車の内外装の仕上げ作業は、誰にもさせません。（メカの作業はメカニックに指示して任せますが）下取り車・買取車・オークション仕入れ車すべて自分が仕上げます。今や自動車販売大手企業は、下取り車等の仕上げは、外注に出したり、パートさんにしてもらう所も多いそうです。営業は「売ること」に専念すべし！との事なのでしょうが、新車と違って、中古車は売り手が「その車」の状態をよく知っておかなくてはならないと私は思うのです。掃除をしていると、よくわかりますよ。次期オーナーに気にってもらえるように、そして安全に、快適に乗ってもらえるように！との願いを込めて・・・。

私は中古車の仕入れ・販売を通じて、中古車に、今ある自分を育てて貰ったと思っています。今から思えば、当時、ハードな中古車販売の店長に私を据えた会長（前社長）へ感謝しているのです。人にも歴史あらば、朝夕となしに走るマイカーにも歴史があるのだと考えます。単なる交通手段のアイテムではない。初めて買った車の事覚えてますか？大好きだったあの車・・・。私も覚えています。安い古い車だったけれど、嬉しかった。運転するのが楽しくてしょうがなかった。これからの人生がきらきらと希望に溢れてたような・・・。人の憂いも、悲しみも一緒に乗せて、共に歩む大切な親友。そうあってほしい。そんな私の「想い」のこもった中古車が当社の展示場にはこれからも並び続けていくでしょう。（私の体力の続く限り(^_^)v）是非、良き中古車との出会いを、当社・村上自動車で見つけてください。

代表取締役 大澤義浩